不安・イライラ加速、増薬、とメッタ打ち状態になっていた半年目頃。
余りにもストレスフルだった私は、通常の診察に加えてカウンセリングも受けてみることにしました。
喋ってることは殆ど “ 愚痴 ”
1回50分 のカウンセリングは自費診療。
はい、カウンセリングは保険診療外ですね。
なので、出費としては大きいものでしたが、そんなことも言っていられない状態でしたので、治療の一環としてとりあえずはやってみようか、と。
ですが、内容的には大体が元ダンナに対しての愚痴に終始してしまっている感じで…
自分では「上手く話せているのだろうか?」
との思いはいつもありましたね。
本当に伝えたいことは何なんだろう? 私は何がしたいんだろう? というジレンマと言うか…。
結局、カウンセラーさんに
「ダンナさんにどうしてほしいんですか?」 聞かれるも
「うーん…」 と唸るばかり。
…いっぱいありすぎて 言い切れません…
という気持ちは、心の中で呟くだけでした。
モラハラ行動等を書き出して持っていく
その後、元ダンナはモラハラ(モラルハラスメント)なのでは?という疑念が湧きまして…私が口にしていることは単なる愚痴ばかりではない、ということをちゃんと伝えたいと思いました。
そこで、それまでの行動を口頭で伝えるのではとても足りなかったため、パソコンで書き出して病院へ持参することにしたのです。
ノートに書いてあったことや、記憶上印象に残っていたことなどをかいつまんで書いた感じですね。
A4で3~4枚くらいだったかな?
結構ビッシリ書いてカウンセラーさんに渡しました。
でも… それでどうなったか? というと
あんまり覚えてないんですよね;
とりあえず受け取っておきます、みたいな感じだった気がします。
カウンセリングにうつ病改善効果はあるのか?
カウンセリングの基本姿勢は“ 傾聴 ”です。
耳を傾けて相手の話を聴く、ということですね。
カウンセリングを受ける側としては、先ず話をして色々な不安、不満等を吐き出す、それを聴いてもらうことで受け入れてもらえた気持ちになり、安心感等に繋がる、という感じでしょうか。
でも、大概のカウンセラーは患者が話す内容についてはハッキリとした肯定も否定もしないものです。
人生相談などではないので、具体的な指針などもありません。
あくまでも 当人がどうしたいのか? という観点です。
私の場合、カウンセリングで自分の不安や苦痛を訴える最中に
「あ、コレを言っても うつ病の経験のないこの人には分からないだろうな」
と、ふと思ってしまったんです。
確かにカウンセラーとして対応して下さる臨床心理士さんは、それなりの知識を学んでそうした仕事をされているわけなのですが、体験してないことって所詮“ 他人事 ”にしか思えないんだろうなぁ、と。
机上の空論といいますか、教本や講義でしか学んでないことでそのマニュアルに沿った対応されてもどうなの? と考えだしたらもうダメでしたね。
私にカウンセリング治療は向いてないな、と思い、自費診療の値段の高さも相まって3回程度で止めてしまいました。
かと言ってカウンセリング治療を否定するわけではありません。
やはり吐き出す場があるというのは精神衛生上にも大切なことです。
誰にも話せない…と悶々としているくらいなら、カウンセリングという吐き出し口を作っておいた方が良い場合もあるでしょう。
その時間が楽しみになるようなら尚良しだと思います。
ストレス軽減に利用できるものは利用しましょう!
また、カウンセリングに満足できるかどうかには、カウンセラーさんとの相性というのもありますね。
私の担当だった方は若い女性でまだご結婚もされていないんだろうな、といった感じの人でした。
そんな方に夫婦間のストレスを話しても…って気がしませんか?
人間やっぱり「私も同じ!」と思うところがあってこそ打ち解けていけるってあると思うんです。
だから既婚者なら既婚者、同年代なら同年代、うつ病ならうつ病を体験している、というように同じキーワードがある方が共感できる率が高いのではないかな、と。
まぁ、それを一般の心療内科でのカウンセリングで求めるのにはかなり無理があるでしょうね…病院のカウンセリングでは患者さんがカウンセラーを選べるわけではありませんでしたから(苦笑)
そんな体験があったので、自分でも心理カウンセラーについての勉強を行いました。
その辺の話はまたの機会にでも。