多分、深い悩みや希死念慮などを抱えたことのある方は勿論、そうでない方でも「いのちの電話」という名称は聞いたことがあるのではないかと思います。

 

いのちの電話とは何?


「いのちの電話」とは、1953年に英国のロンドンで自殺予防のための電話相談が開始されたことが発祥となっており、日本では1971年10月に初めてボランティア相談員による電話相談が東京で開始されました。

2016年現在で連盟加盟センターは49センター、分室を含め電話相談を実施している都市は約60ヶ所、約7300名以上の相談員の方々が活動しているそうです。
そのうち23センターは24時間体制で電話を受け付けています。

電話だけでなく、2013年03月には ナビダイヤルを開設、2016年04月には インターネット相談事業を実施。
私の居住地区では、対面相談や自死家族支援なども行われていました。

実に様々な方法で悩める人達のサポートをしているのですね。


それらの事業には県や市からの助成金も出ていますが、かなりの部分がボランティアや寄付金によって賄われているようです。

そして、相談員さんはボランティアであるということは知っていたのですが、相談員になるためには一定のカリキュラムを受講しなければなりません。
様々な苦悩する人たちの相談に応じていくためには、ボランティア活動であっても対人援助の基本を身につけることが必須、という理念からで、それはもう納得、なんですけど…

その受講にかかる期間は1年半! かなり長い道のりですよね。

それに、申し込みの要項は各相談所によって随分と変わるみたいなのですが、ボランティアを希望する本人自らが受講料を支払う場合もあるのです。
(無償で受講できる所もありましたが、自分の居住区では有料でした)

また、応募の際に動機などのレポート文の提出を求める所などもあり、受講に至るまでにも険しい道のりなのだな、といった印象です。

受講後も定期的に研修があったりするようですし、無償で行うボランティアにしては厳しいですよね…信念がないとやっていけない事だな、と思いました。

ちなみに、募集要項の中で大体共通していることとして、

“ 資格・経験は不問(※電話相談および、各種研修に参加できる心身ともに健康な方)”

とあるのですが、この時点で自分はアウトです(←心身が健康でない;苦笑)

そんな「いのちの電話」に自分がお世話になろうとは、夢にも思わなかったのですが、実際にそうしたことになってしまったので、その時のことを少し。

 

過去、私も電話をかけてみた時のお話


希死念慮がじわじわ湧いていた頃、私自身 乳がん検診を受けに行きまして…
その時の結果としては問題なしでした。
なので、それを一応 別居中の(元)ダンナに報告するため、メールをしたのです。

 

【ノートより】

「婦人科系のガンで死ぬのは無理なようでした。今あれこれ模索中です」

と送ったら 一向に返事がない。

「携帯壊れてんの?」

「寝てんの?」

と送ってみたら ようやく

「返答に困る書き方しないで下さい! まぁ異状がなかったのはよかったです」

ときたから

「自殺より病死の方が体裁がいいでしょ。今も いのちの電話にかけ続けてるけど、なかなかつながらない…」

と送ったら、一切返信ナシ。


これで首でも吊ったら どーすんだろうね。


それにしても いのちの電話って つながらないねー。
あれじゃ諦めて自殺しちゃうわ。
ホント、マジで思った。

 

冗談ではなく、ホントにこの時 「いのちの電話」に電話かけてたんですよ。
どういうもんなのかな、と思ってましたし。

自分の希死念慮とかの向ける場がなかったというのもありましたしね。

で、やっぱりなんだかんだこうした所へ電話する人って多いからなのか、対応する人が少ないのか…と思いつつ、この時はつながらなかったので諦めました。

 

いのちの電話に再度電話してみる

 

【ノートより】

電話のリダイヤルで「いのちの電話」にかけてみた。


何度かやってみて、やっぱり つながんないもんだなーーっと思っていたら…
なんだかつながってしまった。


…まぁ、30分程度だから 今までの事全て話し切れたわけじゃないし、結局は“ 夫婦の問題”で片付けられてしまう感じ。

なんか… そんなもんなのね…


もうね、色々とアドバイスされたことなんてとっくにやってんのよ。

それでもこうだからね。 心のモヤモヤは消えないんだよ。

 

…すみません、この時の私には「いのちの電話」は心に響かなかったようです;

が、30分間、話を聞いて下さった事にはとても感謝しています。

先に記したように、「いのちの電話」の内情を知ると、ボランティアさんって本当に大変なんだな、と思いますもんね。


ただ… 「死にたい…」「消えたい…」と思ってる人間にとっては、周囲に気遣いしてる余裕すら無いので…

「そんなこと言われなくても分かってるんだよ!」 という気持ちになってしまうこともあるだろうなぁとは思います。

でも、どうしても心の内を吐き出す先が無くて希死念慮が襲ってきたら、こうした相談窓口を利用するのも一つの手段として頭の片隅に置いておくことも必要かもしれません。
一人だと冷静になる時間が無いままになってしまうのは怖いですから。